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やはり登ること・進むことを目的とした山登りの場合、カメラに重点を置いてあげることができないため、性能のよいカメラを持っていくことが躊躇されがちだと思う。そりゃーザックを投げたりしてるのに、その中に高価なカメラなんてとてもじゃないけれども入れて置けない。さて、そうなるといい写真を撮るために気をつけるのは「構図」ではないだろうか。
構図を考えるために、同じ写真をトリミングして例としてみたい。
横−A、横−B、縦−1、縦−2 それぞれはどのように感じるだろうか。順番に見てみよう。
【横−A】:手前の石が白い雪のなかにどーんと構えているため、下の方に重みを感じる。そして前方の尾根までの距離を強調しているように感じることができるだろう。後方の稜線までの距離感を表現したいのならいいかもしれない。
【横−B】:トリミングの仕方が悪かったのもあるが、主役がどこなのかはっきりしない。どこへいったときの写真だったっけか?というようなものになってしまっている。主役とこじつけようとすると、後方の稜線だろう。だが、空の色と近いため両側の尾根に邪魔されている。
【縦−1】:上半分が空というもの。天気のよさと澄んだ空気。その中にある雪山がなんとか強調できているように感じる。ただ、沢沿いに積もった雪の量が目立たず、夏山でも冬山でも同じような写真になってしまうだろう。
【縦−2】:下半分を雪に埋もれた沢で占めている。天気のよい冬山もしくは春山を思わせるようだ。後方に見える稜線の高さが強調されているが、中央に色の黒い尾根が構えているため統一感が損なわれている。
さて、どの写真が一番いいかは人それぞれであったりするだろうが、写真一枚一枚を解説するわけじゃないので、その写真から一発めに発するメッセージが何なのかをはっきりさせるべきだろう。山で主役になりうるものといえば、「人」「道具」「稜線」「ピーク」などだろう。【縦−2】でもわかるように、必ずしも主役に置くものは中央でなくてかまわない。あえて中央からはずしてみたら面白い。
空は雲があるときもあれば真っ青な空もある。山の写真を撮るときはなるべく空を入れたい。だって、空の下にいるんだから。空に浮かぶ雲を主役にしてもいいし、空の青さを利用して稜線を際立たせてもいい。【縦−1】のよう思いっきり空をメインにするとなんだか自然を感じることができるかもしれない。
ということで、山で写真を撮る場合はぜひともちょっとしたパートナーをフレームの中央に置くだけじゃなくって、ちょっと左右にずらしてみたり、主役になるものをヒトやヤマだけじゃなく、例えば「影」とか「ロープ」のように普段は主役にしないもをつかってみよう。そのうえでさらに構図に気をくばってみたらどうだろう。そうすると下山後に現像した写真から新たな思い出が生み出されるのかもしれない。
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外形寸法:幅84.5×高さ39.8×奥行28.6
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