山行報告

奥秩父沢登り
2004年7月10日〜7月11日
米澤、笠井、長谷川、中村、森
・・西沢監督、村上コーチ、伊東コーチ、中尾コーチ

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 ■記録


7月10日(土)
14:30 相模原キャンパスから中尾さんの車で、奥秩父へ向かう(長谷川、森、中村)

7月11日(日)
・大黒茂谷パーティー(米澤、森、村上コーチ、伊東コーチ)

・一ノ瀬川竜喰谷パーティー(長谷川、西澤監督、中尾コーチ)
7:40 入渓
8:40 下駄小屋ノ滝(2段12m)ロープを出す
11:15 終了点 トランシーバーで交信を試みる※
12:20 車を停めていたところに戻る

 初めての体験をしたが、 沢登りとはこんなに美しいものかと思った。登山道のように人の踏み跡がほとんどなく、こんな場所がまだあるんだなぁ、と感じた。川面に映える木々、光、ナメ滝や荒々しい滝、刻々と移り変わる周りの景色、何か久しぶりに感動したように思う。
  しかし、 沢登りは非常に危険であるとも感じた。滝を登る時など、しっかりとしたプロテクションは取れることが少なく、ランナウトしがちでほとんどロープを張る意味があるかもわからない場合があるように思う。もちろん、落ちないことが前提で登るのではあるけれども。
  また、目の前の滝を巻くか行くのかということについて、私のような初心者には難しい判断を強いられることになった。私が先頭を歩いていて滝に出会い、西澤さんに巻くのかどうするか尋ねられたので、少し考えて巻くと答えたのだが、そのまま滝の中へ突っ込んでいってしまった!どこか別の滝(名前がわからない...)で派手に落っこちたけれども、シャワークライミングも楽しかったです。

※トランシーバーでの交信が通じなかった事に関する考察
パーティーが分かれる時に打ち合わせ、2時間おきに交信することにした。しかし、9時15分、11時15分共に通じなかった。
無線機は、145MHz帯のFMで、1.5Wの出力だった。
まず、可能性が高かった11時15分のほうであるが、竜喰谷パーティーのほうはちょうど終了点にいた。谷が南側にひらけていたので、比較的飛ぶ可能性はあった。稜線上に出ていればより可能性は高かった。大黒茂のほうは谷の中にいたようなので、まず無理である。もし稜線に出ていたとすれば、竜喰と目視(直線距離で約11km)がきくのでほぼ確実に交信はできたと思われる。イメージ
9時15分であるが、谷の真っ只中にいるので、交信はほとんど無理に近い。

どうすればいいか?
1. 周波数帯を上げる。つまり430MHz帯等を利用する。これにより、谷同士での電波の反射がより期待でき、交信できる可能性が上がる。しかし、これで確実であるとは言えない。
2. リピーターを利用する。リピーターとは、中継局のことです。リピーターは基本的に433MHz、1200MHz帯に設置されている。しかし、リピーターまで飛ぶか、十分に有効なリピーター局があるのか、という問題もある。
3. 50MHz帯を使う。これより下の周波数帯を使うのはあまりよいとは考えられない。地形による電波への影響をかなり取り除くことができる。また、ノイズに強い電波形式であるSSBを使う。FMはノイズに弱いし、SSBはAMの約2倍飛ぶと言える場合さえある。弱点は、受信の同調が多少難しく、初心者にはモガモガとしか聞こえない(チャンネルで周波数を選択するわけではない)。それに大きな難点となるのは、上記のような機能の携帯サイズのトランシーバーがないことである。あえて言えばこんな無線機になる。また、部内での交信ではなくHF帯を使うならば(特に7MHz帯)、どんな場所にいたとしても外部との交信はできる(特に非常の通信など)。しかし部内での交信でここを使うのはあまりにも無茶である。そのようなスキルは無いとご承知ください。
4. どうしてもダメな場合、その日行動しない人が中継をする。今回の場合、鶏冠山であれば、常時両者の電波を同時に受信できたかもしれない。しかし、このような方法は論外だろう。

 およそ上のような方法が挙げられるが、比較的すぐにできることは指向性の強いアンテナを付けること、あるいは大きなアンテナを使うことだろう。比較的安価(1万円以下)で手に入ると思う。また、部員の最低限の無線の知識も身に付けられるようにしたい。

 無線機は万が一のために持っていくものだし、そのときになったらどんな運用をしても構わないと考える人には疑問を感じる。人命に直接的に係わってくるのだから、法律がどうであるかなど関係ないという事には納得できるが、例えば地震災害等の多数の人が同時に緊急の交信が交わされる場合、何もわからずに特定の周波数で電波を送信し続けることはいかがなものかと思う。

文責:長谷川(JA1CXZ)

 



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